トリコ1・2巻(web拍手レスあり)

…うん。面白い。
思い返してみれば、「たけし」連載時から、読み切りでこの話を描いてましたし、しまぶーはこの作品に対して相当構想を練っていたと思います。
一昔前のジャンプ的なものを彷彿とさせる熱さもさることながら
技の名前をシンプルにしたり、出てくる食材を非現実ながらも夢のあるモノばかりにしたり、トリコがお菓子の家に住んでいたりと、少年向けに想像力をかき立てる配慮が随所に見られます。


ここで言う「非現実ながらも夢のあるモノ」とは、捕獲レベルの付いた動物というよりは
冒頭に出てくる、タラバガニの成る木とかワインの滝、お米の砂とか、トリコの住むお菓子の家などを表します。
子供の頃「お菓子の家住んでみてぇ〜」とか思った人は多いはず。
そういった少年少女の心をギュッと掴むのに成功してるわけです。


そして、トリコが初期の段階から[既に名もありじゅうぶん強い]という高スペックにする事により
そこにシビれる憧れるぅ!!」といった心惹かれるものがあります。
横に小松を置く事で、読者はトリコの強さを小松視点から感じ、同じ気持ちを共有できるわけです。
例えるなら「北斗の拳」でケンシロウに憧れるバット、みたいなモンでしょうか。
・・・まあ、小松もいい年した大人(コック長)なんですけど(w


ひと昔前なら当たり前だった「初期から高スペックな主人公」も。
最近のジャンプじゃ珍しいですから、逆に新鮮なのかも。


やっぱりしまぶーは少年向け漫画が良く似合うなぁ、と改めて思いました。



1巻は比較的早いテンポで物語が進んで行くのですが、うって変わって、2巻ではゆっくりとしたペースで「フグ鯨編」を描いています。
たたみかける様なイベントの連続、伏線の張り方、小松にも見せ場があったりと、うまさが見られます。


…個人的にはゾンゲ様の準レギュラー化キボン。
あと、1巻読み返してみたら、トムも使い捨てにするにゃ惜しいキャラだと思いましたんで
次あたりで再登場して欲しいなあ。と思いました(′・ω・`)








web拍手レス。


>いつも見てます!おもしろい!!


ありがとうございますー。
せっかくなのでweb拍手のボタンも新しくしてみました^^