(20130625)よいこの君主論 2巻

よいこの君主論、まさかの漫画化。そしてまさかの完結!!


小学生たちがクラスの覇権をめぐって争いながら
マキャベリの「君主論」を楽しく、分かりやすく学ぶ事ができる…という内容です。


漫画版は、原作のノリを踏襲しつつも、結構アレンジが加えられているのが特長です。
原作とちょっと展開が異なる部分があるのは、ちょっと賛否が分かれそうではありますが、まあこれはこれでアリかなーと個人的には思います。if的なノリで楽しめますし。


2巻では原作からの逸脱ぶりが更に加速しており、最後のほうは「なんじゃこりゃあ!!」みたいなオチになっています。
(もっとも、終盤は原作のかがみさんが脚本を書いた模様ですが…まあ原作とは違うオチですね)


個人的には、あのオチは、かがみさんらしくて、コレはコレでアリ!だとは思いますが…。正直、好みは分かれるかなーとも思います。



最初は原作に忠実だったのが、徐々に逸脱していき、最後はブッ飛んだ完全オリジナルオチになるという意味では、ファミコンの「東方見文録」に通ずるものがあるかもしれません。
あのゲームも、最初は原作「東方見聞録」に忠実だったのが、徐々にオリジナル要素が加わってきて、ラストはとんでもないことになってったワケですしね…。

衝撃過ぎるこのオチは、一見の価値有り!だと思います。



まあそれはそれとして、やっぱりかえでちゃんマジ天使。