コミケー(3)「ミチャルスキー先生の同人誌編」

コミケネタもここで最後。

最後を飾るのは、2日目に購入した

我等がミチャルスキー先生の新刊でお送りいたします。

「おおきいの本」と「ちいさいの本」 



ミチャルスキー先生のオリジナル作品を集めた総集編です。

KAJIME的なミチャ先生の魅力とは

画力も高く、ちゃんとしたラブロマンスも描けるのに、

発想の着眼点や、ギャグにおけるセンスなどが、「なんか普通じゃない」点。

しかもまゆたんのような天然ではなく、狙って描いて、あのクオリティ。

正直、この人はもっと評価されてもいいと思います。

今回の2冊の総集編でも、余すことなく、素晴らしいミチャイズム全開。



「おおきいの本」は受けの年齢が比較的高めのものが集まっていて

商業誌の番外編みたいなのが多め。

カンコンで取り上げた「ダンナ様は吟遊詩人」の番外編もあります(w

 

個人的にツボったのは、

最初の作品「オオカミ君と七匹のおヤギ」18ページ1コマ目で

おっさんヤギ6人「俺が先だ!」スクラム組んでるコマと

ラストのオチが秀逸で、サイコーでした。

多分ラストのコマは、喜々として描いてたんだろうなー。

オマケ1・2の「おっさん攻め・おっさん受け」に至っては

もう世界観突っ走りすぎていて、もはや紹介不能

いやー、やっぱすごいわ、この人は(w



さて、一方の「ちいさいの本」は受けの年齢が比較的低めのものが集まっていて、ショタっ子ばっかり。

どっちかと言うと、コチラの方がアレです(w

最初の「夏祭りノスタルジアは、比較的マトモですが、

余命1ヶ月と宣告された伯爵様が、「死ぬ前にやりたい事をやる!」と

大金で美少年を集めては、裸にひん剥いて

「肉布団」「少年イス」「少年マクラ」

などをやらせている「伯爵様と裸少年」とか

ケモノ耳の半裸ショタっ子(受け)が、とんでもない極悪人(攻め)「野里 乗太」(のり のりた)を更正させるため、未来からやってくると言う

どう考えても元ネタが「ドラ(ry」「未来的猫型ロボ」などが収録。

なお、後ろのページには「乗太さんのHイラスト」として、しずかちゃんっぽい女の子の入浴シーンにバッタリ!!というシーンが収録されているのですが、

(たぶん)ミチャ先生としては珍しい、女の子の裸を描いているのが非常に新鮮。

もっとも、胸は手で隠していますし、股間には金隠しがしてあるんですけどね。

「イイネ!イイネ!!」と笑顔なアフロのオッサンがな!!

↑なんでこんなアフロのオッサンを金隠しに使うのか。

でも、このセンスこそがミチャイズムなのです。

…たぶん。

最後の2作品は、なん化似てるので、まとめて紹介。

「えびせん。」

受けの男の子が…エビです。

「お願いエビ!海に返してくださいエビ!!」



「とまぷり」

受けの男の子が…トマトです。

「僕はいつお客さんに売ってもらえるトマ?」



はい、こんな作品です。



ついに対象相手が、哺乳類からも外れちまいました(′・ω・`)

すげえ、なんというセンス…。

なお、「とまぷり」で、攻め役である八百屋の男がかぶっている帽子に燦然と輝く

「801」

の文字がイカし過ぎ。



この2作品では、責める男のセリフも独特のものになっており

「茹でてもいないのに、どんどん体が赤くなってくぞ」

エビちゃんは剥いてから食べないとな」

「俺の腕で…熟れさせてやる」

「中は青くさいトマト汁でもうクチュクチュになってる…」

「お前ン中…ジュクジュクに…熟しまくってるぜ」

なんだか食い物を粗末にしているセリフに聞こえてしまうのは、気のせいか(′・ω・`)



…とまあ、軽く紹介するつもりが、こんなに長くなってしまいました(w

このミチャイズムが満喫できるんなら、2000円なんて安いなー!!

と思えてしまうのは、自分だけなのでしょうか(汗)